もはや日々の生活のインフラと化したインターネットという科学技術なしに、私たちは生きていくことすらできない。全世界で利用者が50億人を超えたいま、インターネットは、趣味や仕事から医療や安全保障までを包摂するひとつの「文明」と化した。そこにはどのような人類史的な課題や使命があるのか。第一人者が語る。目 次プロローグ インターネット史に刻まれたふたつの大事件第1章 インターネット文明とは何か第2章 テクノロジーと共に生きる1 AIとインターネット2 IoTとインターネット3 5Gとインターネット第3章 日常生活に不可欠となったインターネット1 インターネットにおける文化の多様性2 インターネットがビッグテックを生んだ理由3 オンライン課金の仕組みと暗号セキュリティ4 メディカルインクルージョンの実現に向けて第4章 インターネット文明の政策課題1 プライバシー保護と監視社会2 インターネット規制と国際協調3 言語と出版文化4 サイバーセキュリティの三つの空間5 デジタル庁の発足と日本のDX第5章 国際政治におけるインターネット1 インターネットと地理学2 インターネットと地政学3 米中摩擦とインターネットの未来第6章 インターネット文明で果たすべき日本の役割1 日本の技術開発の底力を見せるとき2 インターネットの公共性と持続可能性エピローグ インターネット文明の未来1 人類がふたたび月面に立つ2 より良いインターネットを維持するためにあとがき続きを読む
- 出版社 :岩波書店 (2024/9/24)
- 発売日 :2024/9/24
- 言語 :日本語
- 新書 :256ページ
- ISBN-10 :4004320313
- ISBN-13 :978-4004320319
- 寸法 :1.06 x 10.7 x 17.3 cm