鎌倉幕府150年の歴史をつくった謎の一族、北条氏。名もなき一介の一族はなぜ、日本の歴史を変えることができたのか――。北条氏の時代を象徴する「七人の得宗(当主)」を中心に読み解く。第一章 北条時政 敵をつくらない陰謀術・鎌倉幕府の誕生・曾我兄弟の仇討ち事件・13人の合議制・ライバル梶原氏、比企氏を次々と滅ぼす第二章 北条義時 「世論」を味方に朝廷を破る・幕府きっての武人、和田氏の滅亡・将軍実朝暗殺事件・後鳥羽上皇との直接対決、承久の乱第三章 北条泰時 「先進」京都に学んだ式目制定・明恵との出会い・御成敗式目の制定・天皇の即位に介入第四章 北条時頼 民を視野に入れた統治力・「撫民」とは何か・仏教を政治に生かす・三浦氏の滅亡・将軍を次々と取り換える第五章 北条時宗、貞時 強すぎた世襲権力の弊害・二度の元寇のもたらしたもの・改革者、安達泰盛の登場・霜月騒動で安達氏が滅亡・御内人、平頼綱の専制第六章 北条高時 得宗一人勝ち体制が滅びた理由・高時は本当に「暗愚」だったのか・後醍醐天皇はなぜ倒幕を考えたのか・幕府にもっとも近かった足利尊氏の裏切り・全国で根絶やしにされた北条一族続きを読む
- 出版社 :文藝春秋 (2021/11/18)
- 発売日 :2021/11/18
- 言語 :日本語
- 新書 :304ページ
- ISBN-10 :4166613375
- ISBN-13 :978-4166613373
- 寸法 :11 x 1.5 x 17.3 cm