家康は、いつ決断したのか?大坂冬の陣、夏の陣を経て、豊臣家は滅んだ。しかし家康は、関ヶ原合戦後も、豊臣家滅亡を企図してはいなかった。大坂の陣に至るまでの十数年、家康は何を考え、どう行動していたのか?かたや豊臣方は?──本書では、秀吉の最晩年から、関ヶ原合戦、方広寺鐘銘事件、大坂の陣前夜、冬の陣・夏の陣、戦後処理までの実態を、良質な一次史料と最新研究を用いて解明。今わかりうる大坂の陣のすべてをつまびらかにする。旧説の誤りを正す論考多数。【内容より】●家康はなぜ、関ヶ原合戦後の十数年も間、豊臣家を生かし続けたのか?●方広寺の鐘に刻まれた「国家安泰」に、家康呪詛の心はあったか?●関ヶ原合戦後、九度山に蟄居していた真田父子に「打倒家康」の意志はなかった●大坂の陣に、浪人衆・一揆勢・キリシタン・寺社・村々はどう関わったか?●冬の陣後の、大坂城外堀・内堀の「埋め立て」は、豊臣方も了解済だった●夏の陣後、幕府が執念を燃やした、「豊臣方の落人探索」続きを読む
- 出版社 :草思社 (2024/2/2)
- 発売日 :2024/2/2
- 言語 :日本語
- 単行本 :512ページ
- ISBN-10 :4794226780
- ISBN-13 :978-4794226785
- 寸法 :14.4 x 3.3 x 19.5 cm