鉄炮は一六世紀中頃にいくつかのルートから日本に伝来した。鉄炮鍛冶により瞬く間に国内で大量生産されるようになると、長槍や騎馬隊が中心だった戦場を一変させた。さらに織田信長は検地により兵站システムを整え、鉄炮の大量使用を実現して、天下統一への歩みを加速させた。攻城戦・海戦では大砲も活用されてゆく。火器がもたらした革命的な変化が秀吉、家康と引き継がれ、近世を到来させるまでの激変を活写する。続きを読む
- 出版社 :中央公論新社 (2022/3/22)
- 発売日 :2022/3/22
- 言語 :日本語
- 新書 :222ページ
- ISBN-10 :4121026888
- ISBN-13 :978-4121026880
- 寸法 :11.1 x 1 x 17.3 cm