五大老とともに豊臣政権を運営した存在として、教科書などでもおなじみの五奉行。とくに、石田三成は「関ヶ原の戦い」で徳川家康に戦いを挑み、敗れ去ったことで有名であるが、それ以外の四人――浅野長政、長束正家、前田玄以、増田長盛――について語られることは少ない。しかし彼らは、秀吉からの抜擢に応えるだけの実力を持ち、秀吉の天下統一と没後の政権維持に多大な貢献をした重要家臣団だったのだ。本書では豊臣政権を支え続けた五奉行たちの、知られざる来歴や活躍、政権運営における五大老との職掌分担や家康との対立から、「関ヶ原」そしてその後の人生に至るまでを、最新の研究成果に基づいて読み解いていく。歴史の敗者として語られがちな存在に光を当てることで、もう一つの歴史が見えてくる!【目次】第一章 五奉行たちの来歴第二章 秀吉の天下統一と五奉行第三章 秀吉死後の情勢と五奉行の成立第四章 関ヶ原合戦開戦と五奉行第五章 関ヶ原本戦の激闘第六章 関ヶ原合戦後の五奉行続きを読む
- 出版社 :柏書房 (2022/4/27)
- 発売日 :2022/4/27
- 言語 :日本語
- 単行本 :256ページ
- ISBN-10 :4760154434
- ISBN-13 :978-4760154432
- 寸法 :18.8 x 12.8 x 2.5 cm